「化学変化」する会社に。
前職は町の保健センターで事務員をしており、契約満了のため次の仕事を探していたタイミングで声をかけてもらいました。事務という仕事を続けたかったのと、町内で働きたかった私にとってすごくありがたいお話でした。生まれてからずっと坂城町で暮らしていますが、製造業に携わっていなくても「力石化工」という会社は知っていました。私だけではなく、力石化工は多くの人々から知られている会社という印象でしたし、歴史のある会社で働くことができることはとても光栄なことだと思いました。
今は主に黒染部門とコリーン部門、一部の亜鉛めっき部門の現場事務員をしています。お客様からお預かりする製品の処理費用の伝票作成、納期回答など受け入れから納品までをサポートしています。この仕事は、お客様からの声を直接聞けることが魅力のひとつです。製品を引き取る際にお客様から「いつも早く仕上げてくれてありがとう」や「綺麗に仕上がっているね」という、力石化工の強みを褒めていただける言葉をいただくことがあります。その言葉を聞くと嬉しい気持ちになり、仕事のやりがいも強く実感します。また、地域貢献活動が年2回あり、会社の周辺の河川清掃やゴミ拾いや雪が降った日には雪掻きなどと行いますが、その時も住民の方から「ありがとう」と感謝の言葉をいただきます。多くの嬉しい言葉を聞ける仕事です。
仕事で大切にしていることは「丁寧」。品質、納期、価格などさまざまな面で、力石化工なら安心して製品を預けられると思ってもらえるよう、丁寧な仕事を心掛けています。また現場事務という仕事は現場の方とお客様の間に入る仕事なので、社内外のみなさんとの丁寧なコミュニケーションも大事。お客様の声や要望を直接聞いて、そこでいただいた意見や感謝の気持ち、お褒めの言葉を現場や上司に丁寧に伝えることで、言葉を介したコミュニケーションを生むことができます。
私にとって働くことは、社会や人とのつながりを持ち続けることです。取引先の方や社内の仲間と、仕事や言葉を通してコミュニケーションを促進し、社会や人とのつながりを持ち続けることで自分自身の成長にもつながっていると思います。お客様とは対面、電話、メールなどでコンタクトを取ります。すべて言葉のやり取り。その際にお客様が求めていることは何なのかを聞き、考え、きちんと言葉で返答する。上司や先輩に対しても「報・連・相」という言葉のコミュニケーションを活発に行うことが大切なことだと思っています。
会社の最大の強みは競合他社が少ないところです。そのため、景気や情勢に左右されず、半世紀以上積み上げてきた確かな技術で県内の多くの企業から仕事の依頼を受けています。社風は風通しがよくアットホーム。悩み事や質問がある時も、先輩や上司に気兼ねなく相談がしやすいです。また、新しいことにもチャレンジしやすいので、自ら成長できる環境が整っています。
いま力石化工は世代交代へと変化している時期です。長年積み上げてきた先輩社員の誇りや技術力を次の世代へと継承していかなければなりません。私自身これからを担う世代なので、現場の仲間と協力して日々の成長の積み重ねで百年企業を目指していきたいと思いますし、これからの力石化工を盛り上げていけるようなアグレッシブな仲間と一緒に働きたいです。
どんな業界も最初は小さなスタートです。力石化工のめっきもまだまだ成長していけると思っています。これからもっと世の中に貢献できるような、めっきの力で良い方向に「化学変化」していけるような企業にしていきたいです。